『夜間もやってる保育園』

2017.10.13SPECIAL 01, おすすめ, その他, 店長ブログ

こんにちは。
中野・新中野の美容室　アンビエントヘアーの鈴木です。

今日はタイトルにも書いてありますが、
【夜間もやってる保育園】

のドキュメンタリー映画を観てきました。

そもそもなぜ僕がこの映画を観ようと思ったのかと言いますと、
うちの子供達が通っている「エイビイシイ保育園」の、
ドキュメント映画だからなんです。

更に言うと、もしかして子供達が出てるかも！！
って言う、やましい気持ちだけで観ました。

で、実際、子供達は出ていたのかと言いますと、
ほんの一コマ出てたという感じです。
下の子に至っては、出てる事さえ気づかないくらい一瞬でした。
(妻は発見していたようですが）

でもそんな事より、映画自体本当に良かったです！！！

うちの子供が通っている保育園は２４時間やっている保育園です。
なのに認可保育園。
非常にめずらしいですよね。

全国的に見ても、夜間もやっている保育園は約８０件しかありません。
要は、全国の保育園の数に比べると、
夜間保育をやっている保育園はほとんどないという事です。

今も待機児童が多くて、入るのが大変な保育園。

実はうちも、最初は家から近い所にある、こども園を狙っていました。
皆さんもご存じなように、僕は個人で美容室を営んでいます。
妻も一緒に働いている為、会社のような育休などという制度は適用されず、
休んでいたら当然妻の稼ぎはゼロ。

なるべく早く子供を預けなければいけない状況でした。
しかも子供は早生まれだった為、生まれる前から申請しなければいけません。
（４月入園希望の場合に限り生前でも申請可能だったかな？）

元々自営業者は、保育園に入る為のポイントで若干不利になります。
正確に言うと、専従者(妻）は。
専従者だってきちんと働いている。
なぜ、公務員や会社員の方がポイントが高いのか？
正直納得はいきませんでした。（今はどうなっているのかわかりませんが）

じゃあどうしたらこのような状況下でも保育園に入れるのか？
当時は何度も区役所に相談しに行きました。

そうこうしているうちに選考開始
４月は子供が保育園に入れる規定日数に足りておらず、当然落選。
５月も普通に落選。
現実は甘くなく、希望していた保育園には当然はいれず。

そんな時、区役所の方が、
ここなら入れるかもしれないと教えてくれたのが、
今のエイビイシイ保育園でした。

美容室なので、仕事が終わるのも遅く、土曜日曜も当然仕事。
そんな時間帯に仕事をされている方こそ、オススメな保育園ですと。

「２４時間保育園？？？」
「なんだそれ？」
「そんなところホントに大丈夫なのか？」
今考えると、完全な、偏見ですよね。

「しかも家から徒歩２５分？？？」
「遠いな。」

「そんな距離、首も座ってない子供を抱っこか、ベビーカーで連れていくのかぁ。」

正直不本意以外、何もありませんでした。

でも早く保育園に入れないと・・・

そして６月、無事に保育園に入園が決まりました。

でもまだ迷ってました。
なぜなら子供はまだ生まれて６０日位しか経ってません。
本当にこんなに小さいのに預けていいのか？

僕は、親父が働き、母が専業主婦の家庭で育ちました。
だからかもしれませんが、その根本的な預けるという事自体に悩んでしまいました。

でも断ったらもう入れる保育園はありません。

心を鬼にして預ける事にしました。

入園前の身体検査。
６０㎝満たない子供。
こんなに小さいのに預けなければいけない。
身体検査を受けている子供を見ながら、
こんな親父でごめんなと、涙が出そうになるのを必死にガマンしたのを、
今でも忘れません。
（そう私は、情けない事に、涙腺がかなりゆるいのですw）

まぁ今考えると、保育園に初めて子供を預ける事にかなりナーバスになっていましたね。
実際二人目を預けた時は、同じ保育園にはいれた事に安堵する方が大きく、
預けるという事を可愛そうだとは、１つも感じませんでした(笑)

子供を預け始めてからは、預かってもらえる時間帯の幅広さや、昼食だけでなく、
夕食も出るので栄養面での心配もなく、私も妻も仕事に邁進する事が出来ました。

逆に普通の保育園では、だいたい１９時には迎えに行かなければならないので、
仕事に対しての何らかのマイナスな部分が出ていたと思います。

また、時間帯や食事の事だけでなく、先生方の子供に対しての愛情の注ぎ方や、
マナーや習慣（トイレトレーニングなど）の指導、
色々な節目での行事の運営や制作、何を取っても本当に良くやって下さっています。

子供達も、保育園に行っているせいか、人見知りなどもなく、臆することなく周りに溶け込んでいけるような、たくましい子供に育っています。
僕はどちらかと言うと消極的だったので、似なくてよかったなぁと思います。
環境って大事ですよね。

と、まぁ今振り返っても、本当にエイビイシイ保育園で良かったなと思っています。

最近は保育園の送り迎えなどは、妻に任せっきりになってまして、
仕事と家事と保育園と、結構大変な思いさせてしまっています。
「妻よ、ごめん、ありがとう、感謝しています」

長くなってしまいましたが、
そのエイビイシイ保育園が舞台となったドキュメント映画。（他の保育園もでています）

最近保育園とあまり関わっていない僕ですが、
この映画を観て改めて色々な事を考えさせられました。
そして色々な感情が沸き上がりました。
当然涙するところもありました(笑)。

園長先生の考え方、行動力、包容力、
そしてその気持ちに賛同して一緒に頑張ってくれている先生方や栄養士さん。

子供が好き、仕事が好きと言う事だけでは、絶対できないと思います。

多種多様な家庭環境の子供達を預かる保育園。

働く先生にとって、２４時間と言う決して楽ではない仕事環境。(もちろん交代制ですが）

そんな中でも、子供の事を一生懸命に考えて、頑張ってくださっている、
園長先生はじめ先生方や栄養士さんには、本当に感謝しかありません。
この場でお礼を言わせて頂きます。
「本当にありがとうございます」

現代は多種多様な就労環境や、家庭環境。

夜中に働かなくてはいけない家庭、不規則な仕事で遅くまで子供を預けなければいけない家庭など、
色々な方がいます。
そんな時に子供を預ける事が出来る保育園がある。
とてもありがたい事です。

ですが、まだ数が少ないが故に、働けず困っている方や、やむを得ず無認可の保育園に預けたりと、
多くの方が大変な思いをしているのも事実です。

僕が偉そうな事を言える立場では全くありませんが、
この映画を通じて、夜間もやっている保育園があるという事。
子供達の為に必死に働いている方達がいるという事を少しでも多くの方に知って頂けたら、
今ある保育園環境や、保育士の待遇、待機児童の対策などが、
もっともっと良い方向に進んでいってくれるのではないかと思い、紹介させて頂きました。

『夜間もやってる保育園』
ご興味あったら、是非ご覧になって下さい。

『夜間もやってる保育園』